
新人が送るメール営業では、文面作成が重要とされています。送り先に提案内容がしっかりと伝わり、話を聞いてみたいと思わせるためのメール営業について解説します。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、リモートワーク導入や担当者不在の状況が増えた結果、メールでのやり取りは非常に重要とされている。以前のように電話営業で決裁者や代表者を捕まえにくくなったことや、オンラインミーティングに利用されるツールの普及もあり、非対面での営業手法を活用した営業手法が優先されることもあるだろう。
メールでのアポイント取得や商談前後のメールでのサポートなど、メールでのサポートが営業時に求められるが、実際にどのような勝ち筋があるのか、どのようなシチュエーションで効果的なのかを解説していこう。
アポ取りメールを送信する際、新規顧客に対するものか、既存顧客に対するものかによって文面を調整する必要があります。
新規顧客へ送るメールのなかでも、「初回提案のアポ」「顧客からの問い合わせに対するアポ」など、シチュエーションによって適した文章は変える必要があります。
既存顧客に対しても、関係値ややり取りの頻度によってもアプローチ方法は大きく異なるでしょう。
アポ取りメールを作成するときには、メールの受信者が「この人から直接話を聞いてみたい」と思ってもらう必要があります。アポ取りメールの作成内容で気を付けておくべきポイントを紹介します。文面・内容作成の際に参考にしてみてください。
アポ取りメールは以下の文章構成に沿って作成していきましょう。
メールの件名は本文の内容が分かる一文を簡潔に記載していきます。件名がわかりにくいと開封前に削除されてしまう可能性もありるため注意が必要です。
メールの本文は、だらだらと長文を書くのはNG。短文でシンプルな内容で読みやすい文面を心がけましょう。アポの日程候補については、列を揃えたり罫線つけたりなどをして誤認識しないようにするほか、日付の記載ミスがあった際に備えて曜日も記載しましょう。
アポ取りメールは、開封してパッと見ただけで「話だけでも聞いてみようかな?」と思わせるメールにするのがポイントです。
製品やサービスの事例や実績を明確にして、具体的なアピールを交えながらメリットを記載。より具体的な内容を直接お伝えすることで、よりアポに繋げやすくなります。
打ち合わせや商談を行う際は、例え20分や30分でも相手の貴重な時間をいただくことになります。そこで、相手が貴重な時間を割いてまで会う価値があるのか、話を聞くことでどんなメリットが得られるのか、をメール内で伝えていくようにしましょう。
1通のアポイントメールがきっかけで、会社全体を大きく発展させる「なにか」が生まれる可能性もあります。営業職として成長するためにも、失礼のないアポイントメールを送って新しいアポイントをどんどん取りつけましょう。
先述の通り、テレワーク導入やリモート出勤が増えた影響もあり、営業時の接触方法としてメール営業が利用されることが多々あります。そうした時代背景を踏まえて、営業代行会社のなかでもメール対応を注力している会社が増えています。自社でのメール営業が難しい、リソースが足りない、効率化を図りたいといった場合には、代行会社を利用したアウトソーシングも検討してみましょう。